熊本市議会 > 2020-12-10 >
令和 2年第 4回経済分科会−12月10日-01号
令和 2年第 4回環境水道分科会−12月10日-01号
令和 2年第 4回厚生分科会−12月10日-01号
令和 2年第 4回教育市民分科会-12月10日-01号
令和 2年第 4回総務分科会−12月10日-01号
令和 2年第 4回都市整備委員会-12月10日-01号
令和 2年第 4回経済委員会-12月10日-01号
令和 2年第 4回環境水道委員会-12月10日-01号
令和 2年第 4回厚生委員会-12月10日-01号
令和 2年第 4回教育市民委員会−12月10日-01号
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  1. 熊本市議会 2020-12-10
    令和 2年第 4回都市整備委員会-12月10日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 2年第 4回都市整備委員会-12月10日-01号令和 2年第 4回都市整備委員会                都市整備委員会会議録 開催年月日   令和2年12月10日(木) 開催場所    都市整備委員会室 出席委員    8名         寺 本 義 勝 委員長    藤 永   弘 副委員長         伊 藤 和 仁 委員     山 内 勝 志 委員         光 永 邦 保 委員     原 口 亮 志 委員         落 水 清 弘 委員     坂 田 誠 二 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(24件)      議第 268号「市道の認定について」      議第 269号「同        」      議第 270号「同        」      議第 271号「同        」      議第 272号「同        」      議第 273号「同        」
         議第 274号「同        」      議第 275号「同        」      議第 276号「同        」      議第 277号「同        」      議第 278号「同        」      議第 279号「同        」      議第 280号「同        」      議第 281号「同        」      議第 282号「同        」      議第 283号「同        」      議第 284号「同        」      議第 285号「同        」      議第 286号「同        」      議第 287号「同        」      議第 288号「同        」      議第 289号「市道の廃止について」      議第 358号「指定管理者の指定について」      議第 359号「同           」   (2)所管事務調査                             午前10時35分 開会 ○寺本義勝 委員長  ただいまから都市整備委員会を開会いたします。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、市道の認定及び廃止22件、指定管理者の指定2件の計24件であります。  それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局及び部ごとに設定し、審査を行うこととしております。  よって、当委員会の審査の日程については、本日これより交通局並びに都市建設局のうち、都市政策部、熊本駅周辺整備事務所について、休憩を挟んで都市建設局のうち、住宅部、公共建築部、土木部についての審査を行い、審査の方法としては、付託議案について説明を聴取した後、議案についての質疑を行い、次に、所管事務の調査として執行部より申出のあっております報告16件について説明を聴取し、所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  それでは、所管事務調査に入ります前に、本職より皆様方にお諮りいたします。  先ほどの分科会冒頭に、落水委員よりさきの一般質問における交通局所管の軌道事業に関する交通事業管理者の答弁について御指摘がありました。このことについては、交通事業管理者より陳謝がありましたように、今後の重要な施策及び計画については、事前に議会並びに委員会に十分な説明を行い、同意を得た後に公表されることとして要望する旨を委員長意見として取りまとめたいと思いますが、御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  では、そのように取りまとめ、委員長報告をさせていただきます。  それでは、これより交通局並びに都市建設局のうち、都市政策部、熊本駅周辺整備事務所に関する所管事務調査を行います。  まず、執行部より申出のあっております所管事務の報告10件について、順次説明を聴取いたします。 ◎能勢和彦 総括審議員兼都市政策部長  熊本市経済再建・市民生活安心プランについて御報告いたします。  9月の常任委員会にて素案として説明を差し上げておりました熊本市経済再建・市民生活安心プランにつきましては、パブリックコメント等で頂いた市民の皆様の御意見を踏まえ、資料2-1のとおり10月末に策定いたしました。  本プランに対するパブリックコメント等につきましては、資料2-2にございますとおり、10月2日から27日の期間に実施いたしまして、20名の方から計55件の御意見を頂いたところでございます。なお、頂いた御意見とその対応につきましては、2枚目以降にまとめてございます。  今後、当該プランに基づきまして、本市における経済再建と市民の安心な生活の両立に全力で取り組んでまいりますので、引き続き御理解、御協力を賜りますようお願いいたします。  以上です。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市政策課でございます。  資料3をお願いいたします。  都市計画道路の見直しの状況報告でございます。  今回、小学校区、各区合計21か所で説明会を実施しまして、397名の参加がありました。  主な意見としましては、2)に書いておりますとおり、通学路となる歩道や交差点の改良の御要望、それから、賛成、反対の御意見、狭隘な生活道路の改善などが上がっております。これらにつきましては、3)に書いておりますような対応策が考えられるところでして、2の今後の流れ、スケジュールにも書いておりますように、まずは今回の説明会での御意見に対しまして、対応策を協議・調整したいと考えております。それ以降のスケジュール感につきましては、一番下の表に示しております。  続きまして、資料4で立地適正化計画の改定の概要を御説明いたします。  右側の図、都市機能、それから居住誘導の区域図でございますが、左側1のところに書いておりますとおり、この計画は人口減少・高齢化社会の到来を見据え、長期的に都市活力を維持していこうとするものでございます。  2が今回の改定の背景でして、主には策定から4年が経過したこと、また、頻発・激甚化する災害への対応となります。  3以降が改定の内容となっております。現計画では、①の以下のところに書いておりますけれども、都市機能の維持・確保といった4つの視点のみを示していたところでございますが、今回赤の点線囲みのように、⑤の防災視点の強化を追加するとともに、赤着色で縦書きしている方向性のところに書いておりますように、施策を位置づけまして、計画を具体化しております。  お配りしております素案の案、冊子では101ページから108ページとなっております。  そして、右側の点線四角囲みに書いておりますように、今後15か所の拠点の調査研究をしまして、施策を盛り込んでまいりたいと考えております。  2ページ目で、防災視点の強化を御説明いたします。  基本的には、中段の図の左からの流れとなります。一番左に書いておりますように、水害のハザード情報としては、浸水の深さ、到達時間などがありまして、これに都市情報として、建築物の階高、避難所の場所などを重ね合わせ、垂直避難ができるか、避難施設が活用できるかといった分析をしております。地震では、断層や液状化、津波などのハザード情報に家屋の築年の地区別割合、あるいは避難所の耐震性などを併せて分析しております。  その上で、右側中段上の四角囲みに書いておりますまちづくりの将来像としまして、市民や地域、行政がリスクを自覚し、取組方針を共有し、行動につなげていくといった災害リスクに備えた多核連携都市の実現に向け、下の地図のピンク色のような課題を抽出整理しまして、緑色のような取組方針を掲げたところでございます。左下には、具体的な取組に書いておりますけれども、例えば河川整備や校区防災連絡会の設立支援など、ハード・ソフトの施策を位置づけております。その下に、これらに対応しました目標値をセットしているものでございます。  これらは、机上配付させていただいた冊子では、109ページから176ページ8章の追加となっております。  今後につきましては、これらをパブリックコメントしまして、年度内の策定を目指しております。  以上でございます。 ◎黒部宝生 交通政策課長  交通政策課でございます。  資料5の方をお願いいたします。  熊本地域公共交通網形成計画の見直しにつきまして、御報告をさせていただきます。  熊本地域公共交通網形成計画は、まちづくりと一体となり将来にわたり持続可能で利便性の高い公共交通網を形成するものといたしまして、平成28年3月に策定したものです。  本年度は、計画期間の中間年度でございまして、時点修正等を行うとともに、社会情勢の変化を踏まえた見直しを実施するものです。  見直しに当たりましては、左下に記載の4つのポイントを政策展開の基本的な考え方に反映してまいります。右側の施策展開に当たりましては、基幹公共交通の機能強化、バス路線網の再編、コミュニティ交通の導入、公共交通の利用促進を基本的な考え方として、総合的な交通戦略としてベストミックスの構築に取り組んでまいります。  続いて、具体的な取組につきまして、赤字としている2点につきまして御説明いたします。  次のページをお願いいたします。  3、共同経営に関する取組状況につきましては、現在、共同経営準備室において、会社間の垣根を越えた路線再編等の取組を検討しております。今年度の主な事業といたしまして、重複区間の最適化に伴う共同経営計画(第1版)の策定、路線バスの第1弾のデータ公表、バス利用促進につながる新サービスの導入検討に取り組んでいるところです。今後も、共同経営を中心といたしました持続可能なバス路線網の再構築に取り組んでまいります。  次に、右側の4、公共交通のシームレス化の検討につきましては、AIやICTといった先進技術を活用し、公共交通を円滑につなぐことにより、誰もが移動しやすく暮らしやすい都市の形成に向け取り組んでまいります。  最後に、今後のスケジュールについてですが、法定協議会やパブリックコメントなどで頂いた御意見を踏まえながら、計画を策定してまいります。  以上でございます。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  都市整備景観課でございます。  資料6をお願いいたします。  オープンスペースの整備・運営管理について御報告いたします。  まず、(1)整備の状況についてでございます。工事の進捗ですが、計画どおり来年秋の完成に向けて鋭意整備工事を進めているところでございまして、先月の11月5日から、右上の図の緑かけの部分でございますが、シンボルプロムナードの舗装が完成した部分を歩行者通行帯として開放させていただいているところでございます。  次に、(1)-2の辛島公園北側道路歩行者空間化についてでございますが、来年2月、3月のうちの3日間通行止めの社会実験を行い、平日の通勤時間帯を対象としました周辺交通への影響を検証することとしております。また、来年度オープンスペース完成後のイベントに合わせ、一体的な利活用を行うなど歩行者空間化に向けた検討を進めていく予定でございます。  次に、資料の右側、運営管理の検討状況についてでございます。管理運営の範囲としましては、先般の当委員会にもお伝えしておりますが、改めて図でお示ししていますとおり黄色の部分となっております。また、次に使用料についてでございますが、これまでの(仮称)花畑広場の実績でございますとか他都市の事例、整備費等を参考に広場を質の高い空間として維持し、多くの人が安全かつ有効に使っていただけるよう適正な使用料を検討しておりまして、併せて維持管理経費等の支出に関しても、現在検討中でございます。  次のページをお願いいたします。   (2)-3、運営管理の手法についてでございますが、民間事業者のノウハウを活用することが私ども有効であると考え、指定管理者制度等を含めて検討し、令和3年第1回の定例会の当委員会で御報告をしたいと考えております。  次に、右側の広場条例の主な内容についてでございます。条例の名称は、(仮称)くまもと街なか広場条例として現在新規策定中であり、設置目的や禁止事項、利用ルール、質の高い空間として維持するための管理方法や使用料などについて定める予定でございます。条例の適用範囲は、資料最下段の図でお示ししておりますとおり、赤色の網かけ部分でございます。条例は、他都市の広場条例や本市の都市公園条例などを参考に、関係者などからも意見を聞きながら策定作業を行っております。多くの方に安心して安全に広場を使っていただきたいという考えから、禁止事項を設定しているところでございます。また、広場は都市公園や道路等に隣接しておりますので、関係する条例等を確認しながら、運営管理に支障のないよう制定作業を丁寧に進めていきたいと考えております。  最後になりますが、広場条例は、令和3年第1回定例会への上程を目指し、取り組んでいるところでございます。よろしくお願いいたします。 ◎酒井伸二 都市デザイン室長  都市デザイン室でございます。  続きまして、資料7をお願いいたします。  歩いて楽しめる都市空間の創出に向けた取組の一環といたしまして、今年度策定を進めております公共サインガイドライン、光のマスタープランの素案につきまして、御説明させていただきます。  まず、資料左側の公共サインガイドラインにつきましては、サイン整備に関する方針や基準をガイドラインに定めますことで分かりやすいサイン整備を誘導し、利用者の利便性・回遊性の向上や良好な景観形成を図るものでございます。ガイドラインの中では、資料中段に記載がございますように、視認性の向上など4つの項目を基本項目として定め、サインの整備や維持管理を行うものといたします。具体的には、文字の表記ルールなど各サインに共通したルールを定めますとともに、資料下段の例示にございますように、標準的なデザインも示してまいります。  次に、資料右側の光のマスタープランにつきましては、本市の特性を踏まえ、活かす、迎える、結ぶをコンセプトとして、中心市街地や地域拠点をはじめとした熊本市の目鼻立ちがより魅力的に伝わる夜間景観の創出を図るものでございます。なお、コンセプトの具体化につきましては、3)ガイドラインに記載のとおり、視点に応じた照明計画の考え方や色温度など、具体的な光源の推奨基準を定めることに加え、景観の特性に応じまして、商店街や駅前等の7つの景観タイプを設定しまして、景観タイプごと夜間景観形成の方針を定めることとしております。  最後に、今後のスケジュールといたしましては、両計画とも現在素案がおおむね固まったところでございまして、今年度中に策定を終え、来年度から運用を開始したいと考えております。  続きまして、資料8をお願いいたします。  昼も夜も誰もが歩いて楽しめる居心地の良い空間づくりにつきまして、資料左側に記載します3つの観点から取組を進めてまいります。  まず1点目は、道路空間の再配分でございます。市民会館前や銀座通り等につきまして、道路空間の再配分の検討を進めますことで歩道空間をより広く確保し、安心して回遊、滞在できる空間づくりに取り組みます。  次に、2点目が、夜間景観の整備や道路空間の美装化の推進でございます。これらの取組によって、引き続き居心地の良い空間づくりを進めてまいります。  3点目が、民間による道路空間の利活用の推進でございます。現在、コロナ特例措置といたしまして、令和3年3月末まで道路占用許可基準が緩和されており、下通繁栄会など5団体が路上でテラス営業等を行っておられます。もともと単なる移動空間でございました道路ににぎわいがにじみ出し、休憩、滞在できる空間として活用されております。コロナ特例措置の終了後も、継続的にテラス営業等が実施できるように、国が新たに創設いたしました歩行者利便増進道路制度通称ほこみち制度の導入も検討してまいりたいと考えております。  今後のスケジュールといたしましては、資料右側にございますように、令和3年4月から運用が開始できますよう、第1回定例会での条例改正を目指しまして、現在関係機関協議を進めているところでございます。  以上でございます。 ◎吉本武司 植木中央土地区画整理事業所所長補佐  植木中央土地区画整理事業所でございます。  資料9をお願いいたします。  植木地域の土地区画整理事業の状況について御説明申し上げます。  まず、1の植木中央土地区画整理事業の進捗状況と今後のスケジュールでございますが、植木中央地区は、資料左側、区域図における緑の区域にございます。平成11年度に事業に着手し、来年度の換地処分を目指し、事業に取り組んでおるところでございます。  施行面積17.5ヘクタール、事業費約149億円、進捗率99%となっております。  今後のスケジュールとしましては、資料右側上段に示しておりますとおり、来年度末の換地処分に向け、換地計画の策定、縦覧など諸手続に取り組んでまいります。  次に、2の植木土地区画整理事業の未着手施行区域及び関連する都市計画道路の取扱い方針についてですが、植木地域では土地区画整理事業を行うため、約90.8ヘクタールを都市計画決定しております。そのうち、約73.3ヘクタール、資料の左側、区域図における青の区域が、昭和44年から約50年間未着手の状況となっております。植木中央土地区画整理事業所では、平成28年より関係機関との協議を行うなど、これらについての今後の取扱い方針について検討を行ってまいりました。これまでの検討の結果、未着手施行区域の廃止及び関連する都市計画道路の廃止との結論に至り、今年11月26日と28日、午後・夜間の計4回、住民説明会を開催したところでございます。住民説明会におきましては、延べ78人が参加され、市として、建築制限や将来における減歩、そして換地に伴う土地建物の移動について、これ以上長期にわたる心労をかけ続けることは避けるべきと考えまして、早期に土地区画整理を廃止して、建築制限を解除したいという旨の説明を行ったところでございます。  住民説明会における意見等につきましては、なぜ50年も未着手の状況となってしまったのか、下水道整備はいつからできるのかなどの意見等がございました。  今後の予定につきましては、3の今後の都市計画変更の流れにてお示ししているとおりでございます。
     以上、報告でございます。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  運行管理課でございます。  資料の10を御覧ください。  女性専用車両の試験導入の結果につきましては、事前に委員の皆様方にアンケート調査結果の概要等を御説明しておりますので、3ページの結論のみを御説明させていただきたいと思います。  3ページを御覧ください。  利用者アンケートで、男女とも過半数が導入に賛成で、女性の7割が安心して市電を利用できると回答していることから、本格導入をしたいと考えておりますが、女性専用車両が男女差別にあたる、女性専用車両が男性が乗車しても排除せずにお客様の任意協力としているのに「専用」と表記しているのはおかしいなどの御意見を踏まえまして、より任意協力と分かりやすい女性優先車両と名称変更して、1月から実施したいと考えております。また、女性優先車両だけでは迷惑行為を防止することが難しいことから、車内にカメラを設置していることをお客様に分かりやすく表示したり、車内放送を活用して防犯啓発に取り組むことで、お客様が安全・安心して市電を御利用いただける環境を提供したいと考えております。  次に、資料11を御覧ください。  新型コロナウイルスの影響による市電の乗車人員及び運賃収入の見込みにつきましては、前回の委員会において説明した資料につきまして、直近の数値に時点修正したものを参考資料として御案内しております。なお、現在の利用状況を踏まえまして、ICカードのODデータ等を分析しながら、新年にもダイヤ改正を実施したいと現在準備を進めているところでございます。詳細が決まりましたら、別途御報告させていただきたいと思います。  説明は以上です。 ○寺本義勝 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について質疑及び意見をお願いいたします。 ◆光永邦保 委員  今しがた御説明のあった女性専用車両の導入について、2点ほど伺いたいと思います。  1つは、この試験導入の結果とアンケート等拝見したんですけれども、この試験導入で何が明らかになったら本格導入するか、何を狙いに今回試験をやったのか、それに対してどうだったかというところが、ちょっと確認したいということが1つ。  それから、資料の11にありましたように、コロナ禍で今年は多分2割ぐらいダウンしていますよね、乗客数が。この特別なコロナ禍の年に、このわずかな期間の試験導入で、これ以降の女性専用車両を提案したそもそもの理由ですね、その辺が前回もなかったんで、この2つについて、ちょっとお伺いしたいと思います。お願いします。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  運行管理課でございます。  まず最初のお尋ねですけれども、一応利用者アンケート、実際に市電を利用されている方の御回答を踏まえまして、過半数以上であれば本格実施したいというふうに考えておりました。  次の御質問でございますけれども、実は4月、5月の時点では、非常にお客様がコロナで少なく、痴漢等迷惑行為もほとんど発生しておりませんでしたが、5月14日の緊急事態宣言解除後、続けざまに迷惑行為が発生しておりまして、大体それまでは年間6件が平均件数だったんですが、解除後3か月でもう6件を超しまして、これではちょっと問題だということで、一つの手法として女性専用車両をやってみようかと。ただ、いきなり本番では問題が多いと思われましたので、まずは試験的に実施して、お客様の御意向等を踏まえたいということで実施したものでございます。 ◆光永邦保 委員  こちらにはグラフもあるんですけれども、9月から11月の、9、10、11、ここは1年を通じて迷惑行為がそこに集中しているわけでもないと思うんですね。夏場もどうかなとか、いろいろ考えるんですね。この3か月だけ、まず切り取っているのが1つと、それから、迷惑行為が発生した時間帯も見てみると、女性専用車両を導入した通勤時間に限らず、いろいろな時間帯で起きていますよね。こういうことが起きているのでしたいということで、例えば注意を喚起したり、カメラを設置してやっていますとか、そういう緩やかな方法でやっていく。これは分かりますよ。それをそのまま女性専用車両導入に、本格導入にしましたというところには、すごく理論的につながらないと思うんですよね。その辺の説明がないから、僕はこの間から少し違和感があったんですよ。事業をやることの年度の最初の説明もなかったし、やる途中から、試験導入する説明もなかったし、試験導入が終わった結果を見て、アンケートを見て、過半数が賛成しているからいいですと考えましたというんですが、男性は半分ですよね。しかも、その母数が少な過ぎる、アンケートの。そういうことも踏まえて、これでこの結果を報告して、1月から本格導入しますというところは少し乱暴のような気がするし、少なくとも1年間ぐらいデータ取ったらどうかという気もするんですが。これ、いかがでしょうか。 ◎伊藤逹也 運行管理課長  今のところ、一応もう優先車両ということで、専用というのは非常に厳しいかなと、厳しい御意見等も頂いておりますので、優先であれば、男性がお乗りになっても特段問題ございませんので、トーンをダウンして、優先車両ということでしばらく実施させていただきたいというふうに思っております。 ◆光永邦保 委員  専用か優先かは大した問題ではないと思うんですね。何でそこに話を持っていくのかということですね。1年間、もっと落ち着いて状況を見て、カメラ設置していますよという注意喚起も、僕はとても良い案であると思うわけですよね。それをそのままこういう時間帯によってこういう車両を運行する、本格導入もうしますというやり方はとても性急過ぎる。今日、冒頭に落水委員からも御指摘ありましたけれども、我々委員も年間を通じてやっていくこういう施策は、私たちも意見を言いたいですよね。そういうことがなく、試験導入だからやらせてもらいますと勝手に始めて、終わったらもう1月から導入しますと。これ、僕らほとんど意見を述べていないと思いますね、この施策に関しては。そういうやり方、導入の仕方について、僕は指摘をしているわけですけれども、いかがですか、この辺について。 ◎古庄修治 交通事業管理者  ただいまの委員の御指摘は十分踏まえます。ただ、今回アンケート調査の中で、特に女性の方の7割以上が安心して乗れるということでございましたので、ぜひ我々としては、本格的に女性優先車両ということで進めさせていただきたいと。ただ、今御指摘がありました、1年ほど見たらどうかというところもございましたので、そういう状況については引き続き見させていただきたいと、必要に応じてアンケート調査を逐次やりながら、その導入効果も見させていただきたいと考えております。 ◆光永邦保 委員  要するに、私としては個人的には試験導入ということであれば、もう試験することそのものも私はどうかと思っているんですけれども、少なくとも、もっと長いデータを取って見極めてから、この委員会の意見も集めた上で、本格導入というような業務の進め方を。私は個人的にそういう意見を持っております。  以上です。 ◆落水清弘 委員  結論を出すのが拙速であったという話ですけれども、大事なことは何かというところをいま一つ考えると、男性と女性というものを考える良い機会だと私は思うんですよ、この問題は。ここに男女差別に当たるや女性専用という表記がおかしいという言葉がどなたかか、乗客の方から出ているようですけれども、こういうことを少なくとも男女差別には当たりません。なぜならば、被害者はほぼ99.99%女性だからです。これは、痴女がいて、すみませんね、こういう日本語使って。痴女がいて、男性が被害に遭うというケースであれば話は全く違います。しかし、99.99%女性が被害者ですから、当然これは全然男女差別ではなく、保護すべき話だという人権の問題になってくるわけですよね。  ですから、そういうことを執行部自身、交通だけの問題ではなくて、全ての局管内でやはりこういう問題の定義を議論していかないと、1つの局だけがぱっと物事を進めて、何となくそれが良いのか悪いのかみたいな議論になっていくと、結局世の中の人たちが、こういう問題を考える機会がなくなります。とても大事な問題です。少子化の問題から、本当に人口減少の問題から、人権の問題から全て含まってきますから、もっと深掘りして、本当に光永委員が言われたみたいに、これを時間かけてモニターを取っていけば、これをまずやりますということに関しての議論をして、では、取りあえずやっていきましょうということで、試験期間を設けて、そして、こういうデータが取れたんで、皆さんどうしましょうかというこのキャッチボールのプロセスというものが、とても良い題材だと私思うんですよ。これは、本当に男女の格差を、男と女が何が違うのかとかという議論も必要なことなんですよね。先ほどお話ししたみたいに、痴女はいないと思っていいわけですから。  ですから、そういうことを前提に話さないと、こういう男女差別に当たるなんていう話に対して、交通局自身が理論武装ができていないですよね。これを記載していること自体がですね。ここはきちんと理論武装して、保護されるべきものは、被害者が存在するのは女性だけなんだから、保護されるべき者なんだということを正々堂々と交通局自身が発言をされないといけないわけですよ、ここは。そういうところが、全く定義が見えていない、哲学感もない。何となく事を進めて、何となくやっていくというのでは、行政の主体性が見えないんですよ。  だから、そういう意味から、光永委員が言われるみたいに、時間を丁寧にかけて、もっとやるべきだったなということを本当に思いますよね。もったいないですよ。こういう問題は。  結局、男性と女性のトイレが別々なんですというところからスタートしないといけないわけで、それは何でかというと、それは女性が困るからですよ。男性と女性のトイレが一緒で、男性のところに女性が入ってきたって、男性は困らないんですよ、現実的には。でも、女性は男性が入ってきたら困るじゃないですか。そういう議論をきちんと明確にしていかないと、この男性と女性はどこまでが男女差別になるのかとか、そういうこと自身が、ここに男女差別に当たるという言葉を入れたこと自体に非常にもう疑問を感じますよね。保護されるべき問題であって、男女差別には全く当たらないわけですから。その辺のやはり丁寧さを私は執行部に求めますね。 ◆光永邦保 委員  ちょっとこれも、私も言葉を強くして申し上げたんですけれども、やはりものの発端は、この間報道でも、1月から本格導入を見ているという報道ももう既にあっているんですね。そういうところも踏まえて、この委員会とこういうことについての執行部との関係を考える上でも、私はこの試験導入期間をもっと延長して、継続してみんなでこれ考えていきましょうという提案を僕はしたいと思うんですけれども。これは、また委員会の中でいかがでしょうかという感じですけれども。  終わります。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。 ◆原口亮志 委員  今、光永委員のお話の中で、もうやるのは決まっているんですか。今の委員の意見を踏まえて、もう少し試験的な導入ということで行くのか、本格導入で行くのか、もう結論出ているわけですか。 ◎古庄修治 交通事業管理者  我々としては、あくまでも私ども交通局としての結論としては、7割の方が女性の方ですね、安心して市電を利用できるということで御回答いただいております。そういうことから、もちろんこれだけでそういったいろいろな迷惑行為を防止することはできませんので、そういった先ほど言いましたカメラの問題とか、そういうものも併せてケアしながら、このことについて我々としては、女性優先車両ということで1月から走らせたいと考えております。 ◆原口亮志 委員  よく分かります。いつも我々としてはという言葉があるんですけれども、議会としてはと言い出したら、もう切りがなくなるから、ほぼほぼ皆さん方の慎重な説明なり、計画なりは、議会としては尊重しているつもりなんですけれども、冒頭からあったように、やはり課内の計画が先行してしまっているという部分も否めないわけですので、もう少し丁寧な協議なり説明をきちんとしながら、また、委員会の議論を踏まえた上での導入というのが大事なことかと思いますので、よろしくお願いします。  ちょっと違う質問をさせていただきますけれども、オープンスペース、これは資料の6番の件で、ちょっと質問させていただきます。  右下のほうに使用料についてということで、各市の値段が書いてあって、土日と平日ということで分けてありますけれども、平均の単価が出ておりますね。平日で139円、平米単価です。土日が、休日が282円ということで出ておりますけれども、これからいろいろ随時検討されて、こういったオープンスペースの利用の料金といいますか、決まっていくんだろうと思いますけれども、私は基本的に公共料金が他都市より安くてどこが悪いんだという考えがあります。他都市並みに他都市並みにと応分の負担ということも十分分かりますけれども、市民生活がこのコロナということで相当ダメージ、疲弊をした中で、これは所管が違いますけれども、熊本城の入園料・入場料あたりも上げてきましたよね。何でこの時期にというのもありますけれども、やはりそういうところに、市民の生活も十分理解した上でのこういった価格設定、財政的には厳しくなるかもしれないけれども、ぜひ使用料については、慎重な御判断を頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  都市整備景観課でございます。  ただいま原口委員からおっしゃった慎重な使用料の設定といろいろ、我々今、当然使用料というのは、全国平均というところで今お出しさせていただいていますけれども、やはり設定するにおいては支出の面でございますとか、支出のほうも人件費もかかれば、維持管理費も当然かかってまいりますので、その辺の収支のバランスあたりも見込みながら、適正な料金設定というのをやはりしていくべきかとは考えております。ですので、このあたりの全国平均なんかも当然勘案する材料の一つとして適正な料金になるように、また丁寧な説明に努められるようにしてまいります。第1回の定例会あたりに、このあたりのことを多分御説明できるかと思っておりますので、そのあたりも含めながら検討の方を深めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆原口亮志 委員  ぜひそのようによろしくお願いしたいと思います。 ◆落水清弘 委員  関連。  今、費用対効果という日本語を使われましたけれども、それはおかしい。おかしい。ごめん、収支という言葉を使われたよね、収支という言葉を使われたけれども、それはおかしい。費用対効果ですよ、これは。  ここに人を集めたいと思っていらっしゃるんでしょう。だから、1人単価が幾らになったかという計算を持っていかなければ、何にもならないですよ。3,000人集まったならば、使用料が30万円だったら割ればいいでしょう。そういうふうに考えていかないと、何の意味もない。費用対効果の物差しでいかないと。だから、ここにもうばらけてこの、私も3か所は行ったことありますけれども、ほか知りません。全部違いますよね、特色が。そして、集める趣旨も違いますね、これ全部。だから、これを一覧表に出しても何の意味もないですよ、これ。  問題は、人を集めようというのが、結果としての最終目的として思っていらっしゃるわけでしょうから、費用対効果を考えて、そこを基本とした適正金額を算出していかないと、単純な他都市の比較論なんていうのは、これは全く意味がない。じゃないと、熊本城ホールにしても、しかりではないですか。金額が高いといって、非常に不評な話も多いではないですか。だから、それでは何もならないでしょう。建物を80%稼働させるためには、どうすればいいのかとか。そっちのほうから話持ってこないと。絵に描いた餅で、自分たちで勝手に収支をそろばんをはじいて、捕らぬ狸の皮算用みたいにして、この見込みにするためにはこれだけ要るという、人間は結果的には集まらないから減収になるという、それで、いや、ちゃんと最初は収支の計算していましたなんて、そんなのは論外ですよ。民間では通用しないですよ。結果が全てだから。収支をおっしゃる場合はね。  だから、収支というならば、その収支が結果としてとれないなら、あなた方の見込み違いって、あなたたちの失敗で、あなたたちが市民に謝らないといけない話になるでしょう。そうでなくて、最初から1人当たりの単価を幾らに設定して、どれぐらいの今までの過去の、今まで大分集めたではないですか。ああいう数値を参考にして、どれぐらいの人数が集まれるか、これだけコマーシャルすればいいとか、いろいろなことを考える中で設定していかれないと、収支の問題ではないですから。いいですか、ちょっと答弁を。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  ただいま落水委員がおっしゃったように、確かに費用対効果というところがもう大前提になるというのは、そのとおりだと思っております。そこで収入というところと支出というところも当然考えなければならないし、その収入を算定するにおいては、今、委員がおっしゃるように、ちゃんと1人当たりが幾らぐらい、どのぐらいの規模感で集まってくる、これまでの実績等々、そういうのを踏まえながら収入というのを当然見込んで、それから使用料というのは支出等を見ながらどのくらいに設定できるかという、ここを踏まえてというような言葉で、すみません、整理したものですから。ありがとうございます。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。 ◆伊藤和仁 委員  先ほどのオープンスペースに関連いたしまして、ここを歩いていきますと、やはり最近本当によく目立つのは、鳥のふんではないのかなと思います。本当歩いていたら、すごいひどいというのが実感としてあるわけですけれども、やはり今後この主にカラスなんですかね、カラスの対策をやっていかないと、ここを利用するに当たって様々な支障が出てくるのではないかと思うんですが、現在はどういった対策をされているんでしょうか。 ◎上野勝治 都市整備景観課長  都市整備景観課でございます。  委員がおっしゃるとおり、今カラスの問題というのは、非常に我々も危惧しておりまして、実は花畑公園あたりが樹木が物すごく茂っておりますので、あそこにもカラスが止まるというようなこともありまして、鳥獣対策課と、例えば要は止まり木にならないようにテグスというんですけれども、そういうものを張ったらどうかとかという検討を実はいろいろ深めているような状況で、実は本日の6時からなんですが、これ、鳥獣対策課のほうで実証実験ということで、カラスに対する警戒音というんですか、そういう追い払いの実証実験とか、あと、LEDライトを巣に照射して、それで追い払うというんですか、そういうことも試験ということで、本日何かされるというような話もありましたものですから、そういうものを検証しながら、何が一番効果的かというところをちょっと我々としても検討を深めてまいりたいなと思っております。 ◆伊藤和仁 委員  今後の本当に利用に関する非常に大事なところとなると思いますので、なかなか様々私どもも鳩の問題とか手がないというのはちょっと伺っておりますので、本当に広範囲で抜本的というか、何らかそういう積み重ねをしていただいて、よろしくお願いいたします。 ◆山内勝志 委員  資料でいきますと、資料5の4番、ちょっと御質問いたします。  公共交通のシームレス化の検討ということで、MaaSの話がここに出ておりまして、今後の取組ということで電子予約とか電子決済、ICTを生かしてということですが、恐らくMaaSがこれから先考えれば大変重要なことだろうと思いますが、成功事例を、よその国の事例とか見ますと、やはりこの決済サービスがきちんと整備されていけば、乗換えがうまくいくし、その途中で例えば買物もできるとか、これからの特に若い人は1つのモバイルで決済サービスでということが非常に重要なポイントになると思います。環境の整備の中で一つ。それで現時点でといいますか、これから検討するに当たって、こういった特に電子決済のプロといいますか、そういった業者さんであったり、そういったような情報収集とか、現時点のこの取組の内容を教えていただきたいと思います。 ◎黒部宝生 交通政策課長  交通政策課でございます。  委員御指摘のとおり、本市におきましても鉄軌道でございましたり、バスやタクシー、あるいは自転車など円滑に継ぎ目なくつなぐことというのが誰もが移動しやすいまちづくりということの形成に非常に重要というふうに考えております。そういった中で、決済サービスが非常に重要というふうにも考えておりますが、現時点ではどういうふうな決済をしていくのが良いかとかいうのは、これから研究をさせていただきたいと考えておりまして、他都市のほうでも、なかなか一連のサービスの決済というのが、まだできていないような状況でございまして、部分的にようやく決済ができるというものが今出てはおりますけれども、一連のサービスとしての決済というのは、これから研究をしていく必要があるのかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◆山内勝志 委員  ちょっと先の話だろうとは思いますけれども、MaaSという言葉がもう出てきておりますし、恐らくそういった研究も進められていると思いますので、ぜひここの部分については、専門家の新技術とか、そういった情報収集も含めて専門家にもし検討会といったものがあるのであれば入っていただくなり、そういったことをちょっと考えていただきたいなと思います。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。 ◆光永邦保 委員  熊本市の立地適正化計画についてちょっと御質問したいと思います。  この立地適正化計画の中に防災の観点からそれぞれもう一回評価し直すということはとても良いことだと思います。これを評価した後、どういうふうな手を打っていくかという中に、今国で進めています国土強靭化、今回の補正予算にも入っていましたけれども、こういうものも手を挙げていこうという考えがあるかないか、この辺を伺いたいんですけれども。 ◎角田俊一 都市政策課長  国土強靭化、まさにおっしゃるように強い自治体というか、備える自治体を目指しておりまして、使えるものは、いろいろな国の方からも御支援いただけるものは使っていきたいという意向でございます。 ◎田中隆臣 都市建設局長  国土強靭化につきましては、これまで3か年も我々取り組んでまいりまして、今後5か年延びることに対して、今度3次補正が来ておりますけれども、全力で、全力でというか、もう予算を前倒しして今国のほうに要望を上げているところでございまして、今度次回の補正予算のときには、改めてその取組について説明させていただきます。これは今後も間違いなくやっていく事業でございます。 ◆光永邦保 委員  数年前から政令指定都市もこれ、堂々と計画を出していいようになりましたので、私個人的には、様々な問題を防災の強靭化につなげていって、市役所の建て替えも、強靭化の中でやっていいのではないかとさえ思っているんです。インフラ、それからこういう全般的な地域の防災力、そして市役所の防災拠点、一体となってぜひ国の施策につなげられるようなことを考えていっていただきたい。これは要望です。よろしくお願いします。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。 ◆原口亮志 委員  すぐ終わりますので、一点だけ。  資料3番、都市計画道路の見直しについてということで、1枚めくっていただきますと、右下に赤線で廃止候補路線(区画)(案)とありますけれども、あくまでもこれは廃止ありきではないんですか。案ですか。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市政策課でございます。  私どもとしましては、御説明の中にもあったかなと思うんですけれども、必要性・困難性の客観的な評価をしまして、今回路線の選定をしました。廃止候補路線案というやつでございますが、この路線の取扱いというのは、ガイドラインに基づいておりまして、一定程度のその客観性を持った判断だと思っております。今の段階では、今後どうなるかというのは、まずは御意見いただいておりますので、その意見に対して対応を調整しているような状況でございますので、ありきかと言われると、すみません、今その先に行くまでの手前、説明会の処理をしている状況ということでございます。 ◆原口亮志 委員  なかなか分かりにくい説明だったんですけれども、やはり私たちが思うときは、この都市計画道路というのは年数をまたいでいって、人も変わられるんですけれども、そういったものの引継ぎあたりはきちんとしていかないと、いわば置き去りになったまま最終的に見直しの時期に来て、その評価でやっちゃうということになるもんで、例えばここの道路が整備計画に入っておったとしても、その周りがどんどん開発されて、今度は新築したばかりなのでもうどうにもならないと、拡張もできなければ整備もできないと、だからやめるんだということではおかしくなりますし、そういった長期的な展望の中で都市計画はやるわけですので、その過程の中できちんとそういった環境の変化あたりを見据えた中での都市計画道路の見直しをやっていないのではないかなと心配いたしますが、その点いかがでしょうか。 ◎角田俊一 都市政策課長  都市計画は、やはり20年ぐらい先の長期スパンということで考えていきます。今回の都市計画道路の見直しも十数年前に行いまして、今回二度目でございます。十数年前はちょうど人口が減りかかって、減るのかなという予測はあったんですけれども、交通量は伸びておりましたし、今回はやはり人口減少の局面で将来交通量、20年後ぐらいの交通量を見るとやはり減るように変わってきております。こういった社会環境の変化というんですか、世の中のこの変わりに合わせて、効率的な効果的な道路を整備したいと思っておりますので、今後も委員御指摘のその周辺環境も含めて、その中に入れながらできる限り円滑に進めたいと思っております。  以上でございます。 ◆原口亮志 委員  この廃止路線案の全区についての事情は、私は承知しておりませんけれども、うちの地元のところでは、子どもたちの人数も何ら減ってはおりませんし、朝夕登下校中に通りますと、本当に今でも非常に危ない。危ない状況が本当に先生たち、保護者の方々がついて、何とか誘導されている。やはりそこは当然地域地元としては何らかの対応取ってくるもんだろうと、しかもそれが都市計画道路として位置づけられていた以上は、そこを見捨てて人口動態の変化とかそういうことでは処理できないと思います。  先ほども申しましたように、あくまでも案ということで書いてありますので、廃止ありきではないかということだけ確認をさせていただければと思いますが。 ◎田中隆臣 都市建設局長  都市建設局でございます。  通常、手続をする場合に、都市計画の変更をすれば都市計画案という表記をさせていただくと思います。今回あくまでも候補の案ということで、ただ、今回のその見直しに当たりましては、ちょっと委員の方から言われたように、長年かけてきて、立地が進んでできなくなった件とかではなくて、例えば田んぼの真ん中だけを走っているやつについても、要は全体のネットワークとして必要かどうかとか、そういうふうな観点から、中心部分の密集しているところも残すような形で今回の案を作ったところでございます。  委員がおっしゃられるように、地域の案の実情というものは当然踏まえた上で、今後答弁でも申したように十分踏まえた上でというのは、結局都市計画のネットワークとしてはできないにしても、地域の道路としては何か対策が、課長の方からも対応策とか、そういうのがあったかと思うんですけれども、そういうものを検討した上で、この候補路線から都市計画変更案に持っていくという作業を今後地域と協議させていただくということで、今回廃止が決まったではないということは、御理解していただいてよろしいかと思います。 ◆原口亮志 委員  十分理解はしております。  それで、やはり対応策ということで先ほども御答弁なされたように、やはり地域の実情も踏まえた中で、これに代わるようなことでもあれば何とか少しでもということで、それはほかの地区も廃止候補になっているところも含めて、みんなしっかりと地域のお立場になって対応していただくように、要望でお願いしておきます。 ◆落水清弘 委員  局長がせっかく御答弁なさったんで、この件と局長とお話しできるのはもう最後になるだろうと思っていますので、あえてちょっと発言させていただきます。  角田課長も局長も、この件は大変御苦労されましたね。もう私はよく知っております。本当に大変でした。そのタイミングに、そのポジションにおらんといかん、おったばかりに本当にしないでいい苦労をされたのはよく知っております。それを知った上であえて申し上げたいんですけれども、今回の廃止路線で、この上熊本界隈の道路は多数出ておりますよね。結局この辺りの歴史背景を言わずして廃止をしていかなければならなくなったというこの時系列の失敗があるわけですよね。結局鉄道の高架をすることによって、当時の、まだあのとき建設省だったですか、国交省になっていなかったでしょう。何しろ、国の方から新しい道路を西側に整備をしなさいと。それを条件で鉄道高架を認めるという話が、段山踏切から崇城大学前までの認可が下りたわけではないですか。ですから、そういう時代の流れを何も皆さん御存じでない市民の方々に、一方的に説明をして了承を得るということ自体が、やはり説明会でもお話を聞いていましたけれども、もう角田課長も今さらその話も出せないし、もう大変苦労されている御答弁をされておりましたけれども、やはり今回の固定資産税の上げる話も、我が会派の高本議員が話しておりましたよね。結局このタイミングに固定資産税を上げるというのとセットで出すというのはいかがなものかと。だから、そういうことも一つ一つ全庁的な話として物事を進めないと、市民が理解ができなかったり、不快な思いをするわけですよね。固定資産税をネットで見ますと、うちはもう昭和何年に上げないといかんだったんだけれども、上げなかったんですよという言い訳が入っているんですよね、あの文章の中に。だから、もう仕方なく上げるんですよと書いてあるわけですよ。でも、それはおかしい。やはり国の方は固定資産税の見直しを延ばすというふうに言っているような状態ではないですか。  ですから、今回のようにこうやって道路を廃止するのと道路財源がたしか固定資産税の一部には入っておったような気がするなと思う市民もおるでしょうし、そういうふうな常識で考えて分かるようなこととリンクさせれば、やはりこれとこれはセットはおかしいよなというのを本当は庁内のトップクラスは当たり前に考えるべきことなんですよね。担当局内では難しいかもしれませんよね。  だから、局内でできるのは、先ほど言いました鉄道高架に伴って上熊本の西側に新しい道路を造らなければならなくなった。だから、あの都市計画決定をするときに、本当はこの3番の道路は確実に廃止しておかないといけなかった。ですよね。局長間違いないでしょう。同じところ2本通るわけだから。だから、そのときに、要するに抱き合わせで出していないから、今説明するときに、うちの家の土地はああだこうだといって、角田課長が苦労するわけですよね。だから、そういうふうな将来を見越した上で、やはり時代を継続性がある行政ですから、過去にこういうことがあったからこういうことの結果になっているわけですから、角田課長が苦労しているわけですから、やはりあのときにセットで出しておけば、誰も何も言わないわけですよ。もうこっちに道路造りますから、こっちの道路は不要になりますもんねというお話をされればいいわけですから。  ですから、今後に関してですと、やはりそういうふうな理路整然と市民に対して説明ができる方法もやはり入れとかなければならないし、それと同時に、今言ったような固定資産税みたいなものと他局とリンクする話、これもやはり政策の中で加味していかないと、結局市民が、ああ、市役所は頑張っとるって思われないけないわけでしょう。言い方次第で頑張っとると思うのが伝わるか、何でこんなことをするのかという苦情に変わるかは紙一重だからですよ。そこはやはり行政としては局長、ぜひ庁議でそういう話をしとってください。もう実態を知っているのは最後ですから、局長。そのときの鉄道高架の話を御存じなのは、局長だけしかいませんから、もう。今お話になっておかないと、次の人たちは全然頭の中、もう私辞めてしまったら、誰も分からんとでしょう、議会の中でも。だから分かる人間がおるときに、やはりどこかで説明しておかないと、将来引き継いだ人間は何も分からんまま行政や議会をそのままリードしていくわけだから、そうなったらいけませんので。もうこれは要望ですから、よろしくお願いしておきます。 ○寺本義勝 委員長  ほかにありませんか。  この際、議事の都合により休憩いたします。  午後1時より再開いたします。                             午前11時38分 休憩                             ───────────                             午後 0時59分 再開 ○寺本義勝 委員長  休憩前に引き続き所管事務調査を続行いたします。  ほかに所管事務調査について御質疑ありますか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  なければ、これまでの所管事務調査の質疑に関して、先ほど来、市電運行の女性専用車両の運行につきまして、複数の委員から御意見・御指摘があっております。この件に関しましては、本職におきまして、当委員会の意見として女性優先車両の運行自体を否定するのではなく運行は認めるものの、ただしこの基となるデータが短期間、しかも少数であったこと、さらには市民からの要望で男女差別の問題等の御意見もあっておりますことから、さらに今年度中、残り1月から3月までさらに試験運行を続行して、指摘のあった事項について十分な協議検討を行っていただく旨、当委員会の意見として取りまとめたいと思いますけれども、各委員の皆様それでよろしいでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  それでは、その旨意見を取りまとめ委員長として報告をさせていただきます。  ほかになければ、以上で交通局並びに都市政策部、熊本駅周辺整備事務所に関する所管事務調査を終了いたします。  この際、説明員の入替えにより休憩いたします。  入替えが調い次第、再開いたします。                             午後 1時00分 休憩                             ───────────
                                午後 1時03分 再開 ○寺本義勝 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより、都市建設局のうち、住宅部、公共建築部、土木部に関する議案の審議を行います。  まず、議第268号ないし議第288号「市道の認定について」、議第289号「市道の廃止について」、以上22件について説明を求めます。 ◎弓削秀和 土木管理課長  土木管理課でございます。  第4回定例会議案書45ページをお願いいたします。  議第268号から46ページ議第288号までの市道認定議案21路線及び49ページ議第289号の市道廃止議案1路線の議決を求めるものでございます。  内訳につきましては、都市整備委員会参考資料の資料12を基に御説明いたします。  まず、紙資料の1ページをお願いいたします。  認定路線につきましては、都市計画法に基づく管理帰属によるもの19路線、地元要望によるもの2路線の計21路線で合計は1,577.1メートルでございます。廃止路線につきましては、地元要望によるもの1路線で延長は48.7メートルでございます。  続きまして、紙資料の2ページから5ページに各議案番号、路線名、起点・終点、幅員、延長などを、また、右端の欄には詳細資料の図面番号を記載しており、次ページからは各路線の位置図、拡大図、周辺写真、路線情報を記載しております。表記中の赤い矢印線が認定路線、青い矢印線が廃止路線となっております。  紙資料の6ページから23ページまでが開発行為による19路線の認定となっており、紙資料の24ページ1路線が地元要望による認定と1路線の廃止となっております。最後に、紙資料の25ページが地元要望による1路線の認定でございます。  以上で説明終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○寺本義勝 委員長  次に、議第358号、議第359号「指定管理者の指定について」、以上2件について説明を求めます。 ◎弓削秀和 土木管理課長  土木管理課でございます。  定例会議案書の85ページをお願いいたします。  議第358号及び議第359号の自転車駐車場の指定管理者の指定について議決を求めるものでございます。  議第358号は、中心市街地自転車駐車場5か所の指定管理者として株式会社パスート24を指定するものでございます。次に、議第359号は、熊本市武蔵塚駅前自転車駐車場の指定管理者として、株式会社キューネットと株式会社パブリックビジネスジャパンの2社からなります武蔵塚自転車駐車場管理運営共同企業体を指定するものでございます。両施設とも、令和2年の10月7日に、都市建設局指定管理者候補者選定委員会を開催しまして選定されており、指定管理の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3か年とするものでございます。  以上で説明終わります。 ○寺本義勝 委員長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  付託議案について、質疑及び意見をお願いいたします。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  なければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。  これより所管事務調査を行います。  この際、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。 ◎田中隆臣 都市建設局長  所管事務調査に先立ちまして、1件御報告並びにおわび申し上げます。  11月25日に行いました土木工事等に係る土壌汚染対策法に基づく届出に関する記者会見でございますが、この際、都市整備委員の皆様への報告が遅れたということに対して、まずおわび申し上げます。今後、今、全庁的に調査を進めているところでございまして、結果等が分かり次第、また、皆様方にきちんと御報告させていただきたいと思います。現時点での内容につきましては、後ほど担当課長より説明させます。何とぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○寺本義勝 委員長  以上で発言は終わりました。  次に、執行部より申出のあっております所管事務の報告6件について、順次説明を聴取いたします。 ◎原和義 住宅政策課長  住宅政策課でございます。  参考資料の13をお願いいたします。  熊本市建築物耐震改修促進計画改訂につきまして説明をいたします。  同計画は、既存建築物の耐震化を促進するため、耐震改修促進法に基づき建築物の耐震化を計画的に促進していくものでございます。平成30年、2018年の住宅土地統計調査の結果に基づき本年度末の耐震化の推計を行いますとともに、次期計画期間としております令和8年度、2026年度までに熊本地震の被災を教訓に住宅の耐震化をおおむね解消することなどを目標に、今後取り組んでまいることとしております。  スケジュールといたしましては、定例会終了後、年明けからパブリックコメントを実施いたしまして、年度内の改定を目指しているところでございます。  以上でございます。 ◎平石研吾 空家対策課長  空家対策課でございます。  空き家等対策事業の取組について説明いたします。  資料14を御覧ください。  平成31年4月に策定した熊本市空家等対策計画の3つの基本方針である予防・適正管理・利活用に基づき対策を進めておりますが、新たに2つの取組について説明します。  まずは予防の取組であります空き家管理事業者紹介制度です。資料右側上段を御覧ください。空き家管理事業者とは、高齢や遠方にお住まいなどで直接空き家の管理ができない空き家の所有者や相続人に代わって家屋の点検や換気、除草などを有償で行っている事業者です。この制度は、応募があった空き家管理事業者を掲載した登録事業者名簿をホームページで公開、または窓口で配布し、所有者の方々が名簿の中から事業者を選んでいただけるようにするものです。  続きまして、利活用の取組であります空き家バンクです。資料右側下段を御覧ください。空き家バンクは、売却もしくは賃貸したい空き家の物件情報をホームページに掲載することで、空き家を利活用したい方へ情報提供を行い、空き家の利活用の促進を図ります。また、多くの方に見ていただけるよう全国版空き家バンクへの掲載や熊本市公式移住情報サイトとの相互リンクをする予定です。  今後のスケジュールですが、一番下を御覧ください。空き家管理事業者紹介制度につきましては、現在事業者を募集しておるところでありまして、今月下旬頃に登録名簿の公開を予定しております。空き家バンクにつきましては、12月14日に協力いただく不動産関係4団体と協定を結び、バンク参加事業者と登録物件を募集し、今年度中の公開を目指してまいります。  説明は以上です。 ◎渡部秀和 土木総務課長  土木総務課でございます。  資料15、土壌汚染対策法に基づきます届出について御説明申し上げます。  他県におきまして、土木工事等の際、土壌汚染対策法に基づきます届出がなされていない事例が確認されたということで、本市におきましても、同法に基づきます届出状況の調査を工事発注部署で開始したところでございます。  土壌汚染対策法の届出につきましては、平成22年4月の法改正で、事業面積が3,000平米以上の土地の形質変更を伴う場合、着手の30日前までに届出をすることが義務づけられました。届出が必要な土地の形質変更を伴うものとしましては、道路・河川等の土木工事で、土地の掘削や盛土等地表面を触る工事が対象となっております。本市が発注した工事に係る土壌汚染対策法に基づきます届出状況につきましては、現在法改正がありました平成22年度までさかのぼって、対象案件の把握と届出の有無の確認作業を行っているところでございます。今後確認作業結果に基づきます必要な届出や職員への法令遵守、再発防止の徹底に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎今村寿也 道路整備課長  道路整備課でございます。  私から2点御報告させていただきます。  資料の16をお願いいたします。  熊本都市道路ネットワーク検討会についてでございます。11月20日に第4回のネットワーク検討会を開催いたしましたので、その内容について御報告申し上げます。  今回の検討会では、コロナ情勢下での交通状況や将来像に向けた短期対策について検討を進めたところでございます。まず、熊本都市圏における事業の進捗につきましては、国における北側復旧ルートの開通や、市における都市計画道路、春日池上線の事業などが完了し、また、熊本都市圏の新たな道路ネットワーク計画について、令和2年度から熊本環状連絡道路を含めた計画の具体化に向けて調査が開始されております。  次に、コロナ情勢下での交通状況について右の図の1、2にあるように、自動車交通については、4月の緊急事態宣言下におきましては2から3割減少したものの、9月現在ではおおむね回復しましたが、公共交通については5割以上減少したものが9月現在でも6、7割というふうになっておりまして、十分に回復していない状況となっており、公共交通から自動車交通へ移動手段が移りゆく可能性が確認されました。また、図3にある自動車交通の小型車、大型車別の時間帯別交通量からは、小型車は減少傾向が見られましたが、大型車の減少傾向は見られないため、物流などの大型交通の不変性や重要性が確認されました。  このようなことから、短期的視点での交通課題である公共交通の利用促進や回帰した道路交通渋滞への対策検討は、引き続き必要であります。今後の取組につきましては、まず長期的な新広域道路交通計画については、社会情勢の変化に留意しながら分析検討を進めてまいります。交通渋滞につきましては、長期対策までの時間軸を設定して、段階的に整備していくこととして、短期的には主要交差点における交差点改良や既存ストックを有効活用した対策、パークアンドライドの拡大などに取り組んでまいります。  続きまして、資料の17をお願いいたします。  谷尾崎・池上地区の地盤沈下問題についてでございます。  谷尾崎・池上地区で発生いたしました地盤沈下問題のこれまでの経緯と現状について御説明申し上げます。今回の問題に対しましては、地盤沈下の原因解明のための専門的な見地から意見を頂くことを目的に、専門家会議を設置し、その第1回会議を9月30日に開催いたしました。委員からは、谷尾崎地区では調査箇所の追加や既存資料の収集など、池上地区では解析の手法などについて御意見を頂き、それを踏まえ調査や解析などを進めてきております。10月1日に市長の現地視察を行い、住民との意見交換も行いました。その中で、早期の原因究明や工事の安全対策、調査結果の情報提供などの意見を頂いたところでございます。11月11日には、専門家会議の委員による現地視察を行い、ボーリング調査の資料の確認や宅地変状の状況などの確認を行っていただき、試験の追加などの指示を頂きました。また、専門家会議の北園会長からは、谷尾崎地区では軟弱層を確認したが、因果関係はまだ不明であり、今後の解析等で判断していくといった所感を述べられました。  最後に、12月2日に第2回専門家会議を開催しております。谷尾崎地区につきましては、井戸や地盤調査の状況報告を行い、委員からは、地層が複雑であるため三次元の地層分布図や透水試験の追加が必要といった御指示を頂き、影響について継続して検討することとなりました。池上地区につきましては、調査解析の結果も含め報告し、また、周辺橋脚工事の施工方針についても御審議いただき、解析結果がある程度まとまりつつあるため中間取りまとめを行うとの提案がございました。  今後も住民に対する調査結果の経過報告などを行い、また、本委員会に対しましても御報告させていただきながら、早期の原因の解明に取り組んでまいります。  以上でございます。 ◎中田護 自転車対策室長  自転車対策室でございます。  資料18をお願いいたします。  熊本市自転車活用推進計画素案について説明いたします。  策定の背景ですが、平成29年に自転車活用推進法が施行されたことや、自転車を取り巻く環境の変化、新型コロナへの対応等を考慮し、これまでの自転車計画をベースに新たに利活用策を取り込んだ計画を策定するものでございます。  基本理念としては、Let’s enjoy bicycle.自転車を便利・気軽・安全に楽しもうとして、自転車の楽しさ、親しみやすさを表に出し、利活用を広げていきたいと考えております。  次に、基本方針として3つの方針を立てております。基本方針1は、乗るbicycleとして自転車を便利に利用できる環境づくり、基本方針2は、良かbicycleとして自転車を気軽に利用できる環境づくり、基本方針3は、守るbicycleとして自転車を安全に利用できる環境づくりのための施策を掲げております。  次に、施策の展開としては、令和3年度から令和12年度の10年間において短期、前期、後期と区別し施策を展開してまいります。  基本方針1の施策としては、1、自転車走行空間の整備、2、駐輪環境の整備・構築、3、自転車通勤の促進の3つの施策を行い、数値目標として10年後に整備延長を14.4キロから50キロに延ばすこと、また、交通結節点における駐輪場の利用台数を4,164台から5,000台に伸ばすことを目指すこととしております。  基本方針2の施策としては、1、シェアサイクルの導入支援、2、サイクリング環境の構築、3、利用機会の創出に向けた取組みの推進の3つの施策を行い、数値目標として10年後には運動で自転車を利用する市民の割合を13%から40%、サイクリング等で利用する市民の割合を15%から45%に伸ばすことにしております。  基本方針3の施策としては、1、学校と連携した自転車学習の推進、2、交通安全教育の推進、3、安全利用に向けた意識改革、4、安全・安心な自転車利用の普及の4つの施策を行います。なお、自転車に関する安全条例についても、今後改正の検討を行います。数値目標としては10年後には自転車関連事故の発生件数を399件から300件に減少すること、ヘルメットの着用率を10%から30%に伸ばすことを目指すこととしております。  最後にスケジュールについてですが、12月下旬からパブリックコメントを実施し、3月末に計画策定した後、来年4月から計画をスタートする予定としております。  以上でございます。 ○寺本義勝 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について質疑及び意見をお願いいたします。 ◆光永邦保 委員  今、資料16にありましたネットワーク検討会の道路の使用状況の報告いただいたんですけれども、非常に良い資料だなと思って拝見しまして、特にこのコロナ禍での交通量が普通の商業車、大型車両はほとんど変わっていないけれども、それ以外の小型車については2割減だったという数字なんですね。  コロナって、良いことは一つもなかったんですけれども、コロナの影響で2割減った道路の状況を私、今でも覚えているんですが、渋滞が本当になかったんですね。バスを利用している人に聞いたら、ほとんどのバスが全部定刻で走って、それどころか、バス停で時間調整をしていたと、バスが。それぐらい道路に余裕ができたと。思い返すと、ストラスブール行ったときに、ストラスブールがトランジットモールをやって、車の利用率が2割減ったことによって渋滞がなくなったという数字がそこでも一致しているもんですから、このイメージを大事にして道路を造っていくとか、そういうこと以外に何らかの方法でこの小型車を少し抑制できるようなこれからアイデアがあれば、渋滞解消の有力な手段になるということを数字で見ることができたので、非常に良いペーパーだなと思って感心しました。ぜひこれをまた今後の交通施策醸成に役立てていただきたいと思います。お願いでございます。  以上です。 ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。 ◆落水清弘 委員  自転車活用推進計画が、いよいよ本格的に動くようになってきまして、本当にありがたいと思っております。  今回の報告書の中で、道路関係のものがたくさんありましたですよね。横のつながりをお願いします。自転車だけで自転車を推進するのではなくて、様々な道路関係、公共施設の結節を含めてこの自転車を活用しませんと、ただ単に単発的に1キロできたでは、誰も残念ながらほとんどの人が利用しないのが現実なんですよね。やはりここに書いてありますように、サイクリングルートの設定というふうな、そこに何か美しい景色があるであるとか、または、心地よさがあるであるとか、通勤の便が良くなるであるとか、ファミリーで例えば私の近くでいうならばゆうかファミリーロードみたいに山鹿市まで実際はつながっているけれども、ほとんどサイクリングに利用されていないという現実をかいま見て、やはりせっかく既存でああいう立派なものがあるわけですから、ああいうのに一人でも多くの方々に走っていただいて、その二輪の心地よさ、サイクリングというスポーツのやはり人生における意味合いなんていうのまで深めるようなことをすれば、自転車の利用者は相当増えると思うんですよ。  ぜひそこら辺まで踏まえた上で、このちょうどここに具体的な環境の構築のところが出ておりますので、いよいよ本格的にやると思いますから、ぜひとも目標値が50キロとなっておりますけれども、この50キロ、1年でも2年でも早く達成していただいて、サイクリングロードを本気で50キロというならすぐできますよね。本気でやるなら。ただ、全庁がまとまってその方向に行かないもんですから、なかなかいきませんので、ぜひ100キロ、200キロというふうに増やしていただけるようにお願いしたいと思いますけれども、局長、御見解を。 ◎田中隆臣 都市建設局長  ありがとうございます。  委員が言われるように、まず、通勤とか通学とかで使うのであれば、やはり今の道路空間を利用せざるを得ないと。買収してまで、ちょっとそれは厳しいので、そうしたとき、やはりいろいろな道路施策あったけれどもということで、やはり道路間の横の、横というか中の連携をしっかり取らせていただいて、やはり今、法律上は車道を自転車が走るというふうになってございますので、そこはやはりきちんと安全性をどう担保していくかとか、そこら辺きっちりやっていきます。  それと、サイクリングロードについては、これは横という局間の、やはり経済だったりいろいろと環境だったり、そういうところとしっかり連携して、やはり例えば良い場所、目的、良いところが熊本にありますので、やはりそういうところもちゃんとつないでいくとかという取組を進めると。  それともう一つは、ちょっと議会でも答弁させていただいたと思うんですけれども、交通手段ですね、大きな交通手段の一つとして、自転車を捉えております。特に今回のコロナの影響を受けまして、本当有用だなと思っておりますので、そういう意味からサイクルアンドライドとか、そういうふうな場所を確保して、やはり乗り換えていただくとか、例えば地域拠点にそういうものをやっていくとか、まちづくりの一つの柱でもあると、交通は柱なので、そういう今度は都市政策とか、そういう横間の連携はしっかり取らせていきます。よろしくお願いします。 ◆落水清弘 委員  ありがとうございます。 ◆山内勝志 委員  関連で。  私もこの自転車の計画で、自分も何十年も市役所の方に自転車で通勤をしてまいりました。こういった計画ができてきているんだなと思って、一番乗る人間が迷うのは、先ほど局長もありましたけれども、歩道なのか車道なのかなんですね。それは、場所によって、地区によっても違うと思います。ここは車道ができるし、こっちは歩道がいいだろうということができる。一番は、熊本の通勤も通学も含めて、ここは車道が優先、こっちは歩道が優先、表示のする、しないは別にして、そういう考え方を一回はっきりさせないと、どうしてもあやふやなまま自転車に乗ると、やはりどっちだろうかというのがあると思います。そういう線引きが可能であるかどうかというのが一つです。  それと、もう一点は、この一番最後に保険の加入の促進の話があっております。特に目立ちますのが、宅配でウーバーイーツとか動きますよね。あれで非常に危ない場面を見ます。ここにヘルメットの数値目標とか等もありますけれども、2点目は、この安全保険加入の促進にもう少し目標値を立てて、万が一があったときにはきちんとそういった賠償もお互いできるような、そういったものもひとつこの計画の中に考えられないのかというのを、以上2点、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎中田護 自転車対策室長  2つほど質問があったかと思います。歩道のところの走り、場所によって歩道を走ればいいのか車道を走ればいいのか分かりにくいところがあるといった質問だったと思います。確かに標識、歩道を走っていいところに関しては標識はあるんですが、なかなかやはり数も少なかったりとか、あと、目につきにくかったりとかで、そういったこともあってやはり標識だけでは分かりにくいといったことがあるかと思いますので、そのあたりは、今後ここの辺りは車道を走ればいいとか、歩道を走ればいいとか、そういったところの分かりやすさをサインとか何らかちょっと検討して、今後そのあたりの分かりやすい、走りやすいところの明示といったものをしていきたいと考えております。  次の保険等に関してですが、先日、アンケートを実施したところ、アンケートで回答していただいた熊本市の方の保険の加入率が54%ということでした。ほかの自治体で一番高いところが70%程度あるというところで、熊本市も今後保険加入義務を条例化していって、ゆくゆくはこの70%まで近づけていきたいと考えております。  あと、ヘルメットに関しても、これも条例の中に入れ込んで、今後ヘルメットの着用率についても高めていきたいと考えております。  以上です。 ◆山内勝志 委員  ありがとうございました。  車もそうですし、公共交通機関もそうですけれども、歩くこともウォーカブルという形で計画ができていますし、今度の自転車のこの計画というのも、とても良い計画だと思います。ただ、本当に実際は非常に難しい場面があると思いますので、何か市民の方がはっきり分かりやすいような簡単でもいいので、線引きというのをぜひとも考えていただければと思います。  以上です。
    ○寺本義勝 委員長  ほかにございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  ほかになければ、以上で都市建設局に関する所管事務調査を終了いたします。  これより採決を行います。  議第268号ないし議第289号、議第358号、議第359号、以上24件を一括して採決いたします。  以上24件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○寺本義勝 委員長  御異議なしと認めます。  よって、24件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、都市整備委員会を閉会いたします。                             午後 1時33分 閉会 出席説明員  〔都市建設局〕    局長       田 中 隆 臣    総括審議員    加 藤 栄 一    総括審議員兼都市政策部長        都市政策課長   角 田 俊 一             能 勢 和 彦    都市政策課副課長 上 村 和 也    都市政策課副課長 飯 田 考 祐    交通政策課長   黒 部 宝 生    都市整備景観課長 上 野 勝 治    都市デザイン室長 酒 井 伸 二    開発指導課長   上 村   亮    震災対策課長   上 野 幸 威    建築指導課長   小 山 博 徳    植木中央土地区画整理事業所所長補佐   熊本駅周辺整備事務所長             吉 本 武 司             田 尻 亮 司    熊本駅周辺整備事務所副所長       熊本駅周辺整備事務所副所長             榊   正 邦             松 尾 達 哉    熊本駅周辺整備事務所副所長       住宅部長     宮 崎 由 之             上 杉 剛 二    住宅政策課長   原   和 義    首席審議員兼市営住宅課長                                 杉 田   浩    空家対策課長   平 石 研 吾    震災住宅支援課長 吉 住 和 征    公共建築部長   東 野 洋 尚    建築保全課長   塩 田 栄一郎    建築保全課副課長 笹 田 和 宏    営繕課長     林 田 敬 成    設備課副課長   荒 木 新 吾    土木部長     藤 岡 明 弘    首席審議員    米 村 浩 介    首席審議員    千 年 康 秀    土木総務課長   渡 部 秀 和    道路整備課長   今 村 寿 也    土木管理課長   弓 削 秀 和    自転車対策室長  中 田   護    用地調整課長   高 木 裕 治    河川課長     松 窪 昭 宏    公園課長     高 倉 伸 一    全国都市緑化フェア推進室長                                 井 戸 義 行    東区土木センター所長          中央・西区土木センター所長             奥 田 滋 晃             高 永 恭 男    南区土木センター所長          北区土木センター所長             東   眞一郎             佐 藤 武 士    北区土木センター高規格道路建設推進課長             下 田 和 幸  〔交 通 局〕    交通事業管理者  古 庄 修 治    次長       河 本 英 典    総務課長     伊 藤 幸 喜    運行管理課長   伊 藤 逹 也 〔議案の審査結果〕   議第 268号 「市道の認定について」……………………………………(可  決)   議第 269号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 270号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 271号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 272号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 273号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 274号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 275号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 276号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 277号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 278号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 279号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 280号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 281号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 282号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 283号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 284号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 285号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 286号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 287号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 288号 「同        」……………………………………(可  決)   議第 289号 「市道の廃止について」……………………………………(可  決)   議第 358号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)   議第 359号 「同           」……………………………(可  決)...